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2015年9月 7日 (月)

家族をなくして・・・・悲しみを癒すことの大切さ。

 来院される方の心の不調の訴えに耳を傾けると、ご兄弟やご家族のだれかを亡くされていることに気づかされることがあります。

とくに、感受性の強い10代や青春期に、年の近かった兄弟や姉妹を、思わぬ事故や自死でなくされた場合が多いようです。、

家族一人一人が、悲しみを乗り越えることは時間がかかります。

 突然、子を失った親は悲嘆にくれ、自分を責めたり、打ちひしがれる日々が続くのは当然でしょう。

その中で、成長期の子供は、親の気持ちを思いはかり、心配をかけまいと、自分の気持ちを抑えていることがよくあります。残された子供に過度の期待をかけられたりするかもしれません。

 人間は完全ではありません。親も子も、悲しみが癒されないまま、お互いが腫れ物のようになってしまい、気が付いたら本音は語らず、会話さえなくなっていくというケースもあります。

 過去は変えられないけれど、自分とこれからは変えられる。

なくした家族の冥福と、残された家族一人ひとりの幸せを願うこと・・・

そして、信頼できる人に心のうちを聴いてもらうこと。

魂を弔い、自分の心をおさめていくこと・・・そういうことの一つ一つが、自分とまわりの人々を癒していくのだと思います。

もう秋ですね。 日本の季節は同じところにとどまらず、四季が巡っていきます。

心のありようも、今のままではありません。

時が過ぎていくと、また違う景色が見えてきます。

秋分の日に、お墓参りにいくことも、あるいはお花をかざって亡き人を想うことも、長い間に培われた

日本人の深い知恵なのかもしれません。

 

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